先入観?
こんばんは。
三寒四温っていうのは日本の四季を現すのに正鵠を射た格言だと思いますが、
ここまで寒暖の差が激しいとそんな風流な気持ちは吹き飛んでしまう、最近のかめじぃです。
さてさて、この日は当直でありましたが(相変わらず記載が後日になってます)、
この日はあまりお目にかかれない光景にめぐり合えたのでそのお話を。
恐らく殆どの病院はそうだと思いますが、夜間は当然人手が日中に比べて激減します。
いや、むしろ人手が増える病院があったら訪れてみたいのですが(苦笑)。
んで、日中は開いている投薬窓口(患者さんに薬を渡すところデス)も閉め、
救急にかかった患者さんには窓口のベルで呼び出してもらうスタイルをとっています。
基本的に薬の入力をお医者さんがするときっていうのは診察のおしまいのほうに
「じゃあお薬だしておきますね」
って感じだと思うので、普通は入力された処方を調剤して少しすると患者さんが薬を受け取りにきます。
ですが、この日はなぜか薬局に5枚くらい調剤した薬がたまってしまいました。
先輩の先生と「何だろうね」と言っていると、今度は病棟から至急の注射薬の請求がきました。
夜間のかめじぃは少し社交的になるらしく、
薬局にきた看護師さんとひと言ふた言交わすようにしているのですが、
このときは看護師さんからひと言。
「今日は忙しそうですね」
「あ〜、そうですね。緊急の入院でもいたんですか?」
「いや、薬局の前にいすに座っている人が結構いますよ」
へ????????????
まさか薬がたまってるのは、誰も呼び鈴を鳴らさずに待っているから???
とりあえず注射薬の払い出しをして薬局の外に出てみると、見事たまってる薬の数と同じ人数がいます。
そこで恐る恐る
「お薬お待ちのかたいらっしゃいますか」
と申しましたら、これまた見事全員が手をあげました。
仕方ないので番号順に患者さんにお薬を渡すかめじぃ。
多分、最初の人が勘違いして待った→後の人は、先に待っている人を見て待つものだと思い込んだ
っていう流れだったのだと思います。
思い込みというのはかくも怖いものなのかと、若干おっかなくなったかめじぃでした。